議会の迷走 小説フランス革命5 [小説]
議会の迷走 小説フランス革命 5 (小説フランス革命) (集英社文庫)
- 作者: 佐藤 賢一
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2012/01/20
- メディア: 文庫
サンジェスト君の名前が出てきました。
(ベルばらの影響で、つい「君」つけでよびたくなってしまうのだ。)
次の巻で本人登場となるのかな?
「パンとサーカス」。
食料と娯楽を適度に与えれば民衆は満足する。
ローマ時代、フランス革命、そして現代にも通じる言葉。
なんだか身につまされるなぁ・・・。
聖者の戦い 小説フランス革命4 [小説]
聖者の戦い 小説フランス革命 4 (小説フランス革命) (集英社文庫)
- 作者: 佐藤 賢一
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2011/12/15
- メディア: 文庫
新たな登場人物のタレイラン。
最初は嫌な奴と思いましたが、あそこまで突き抜けちゃうと、読んでいて段々面白い人と思うようになってしまいました。
ミラボーとは持ちつ持たれつの関係。
お互いの利害の一致するときには味方となる。
でも本当は相性がいいのか悪いのかよくわかんないですね。
まあ、政治の場合は、個人の相性や好き嫌いは関係ないのかもしれませんが。
ロベスピエールが徐々に頭角を現してきました。
民衆の支持を得て、自信も増してきた。
この不器用な秀才がどのように独裁者となるのかしら・・・。
氷菓 [小説]
アニメ化なんですね~!!
氷菓 → http://www.kyotoanimation.co.jp/kotenbu/
な、なんか奉太郎がオトコ前だ~!
構成に米澤さんも関わっているみたいですね。
全何話になるんだろうか・・・。
もし2クールだったら、『氷菓』だけでなく、他の話も絡めてくるかな?
放送は4月から!
楽しみです~。
ちょっとした自慢。
『氷菓』のスニーカー文庫版をもってるのん~。
氷菓 → http://www.kyotoanimation.co.jp/kotenbu/
な、なんか奉太郎がオトコ前だ~!
構成に米澤さんも関わっているみたいですね。
全何話になるんだろうか・・・。
もし2クールだったら、『氷菓』だけでなく、他の話も絡めてくるかな?
放送は4月から!
楽しみです~。
ちょっとした自慢。
『氷菓』のスニーカー文庫版をもってるのん~。
人魚は空に還る [小説]
美貌の天才絵師・有村礼と雑誌記者・里見高広のお話。
ホームズ・ワトソンな2人ですが、ホームズは高広でワトソンが礼、腰の低いホームズと高飛車なワトソンなのです。
この腰の低いホームズと高飛車なワトソンという設定、面白いなぁ!
最後の短編に、どうして礼がホームズ(探偵)をやらないのかという問いがあるんですが、それの礼の答えが良い。
礼は読者と同じ場所に立っているんだね。
周りの登場人物も、個性がはっきりしていて読んでいて気持ちがいいです。
外見は海坊主・中身は博識な田所編集長、記者の嗅覚鋭い関西出身の佐野、怪盗紳士なロータス、将来有望株の森恵、兄思いのしっかり者の森桜ちゃん。
あと、珠子ちゃんは性格もキャラ的にも良いし、小川さんは創作活動を応援したくなっちゃう。
続編では高広・礼コンビ目線ではない話もあるとのこと。
続きを読むのが楽しみだなぁ~。
わたしが好きなのは怪盗ロータスです。
『怪盗ロータス』は、「聞いているか、ロータス」という最後もすごく好き。
あと恵くんも。お母さんへの屈折した思いが、なんともね・・・。
妹の桜ちゃんを大切にしているところもポイント高し(^w^)b
踊るジョーカー [小説]
踊るジョーカー (名探偵音野順の事件簿 ) (創元推理文庫)
- 作者: 北山 猛邦
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2011/06/29
- メディア: 文庫
気弱な探偵の音野くんと推理小説家の白瀬の物語。
白瀬は音野くんの推理力に惚れていてなんとか世に出て欲しいと思っているんですが、音野くん本人はひきこもり好きという・・・。
嫌々仕事(推理)するホームズと、そんなホームズをなんとか表へ引っ張り出そうとがんばっているワトソンのお話です。
全体的にほんわかしてます。
・・・とはいえ、死体はでてきますけども。
限られた登場人物なので犯人の目星はつけやすいです。
犯人捜しよりも、動機や方法を推理するのを楽しむ作品ですね。
「ゆきだるまが殺しにやってくる」の勘違いは笑ってしまいました。
(・・・とはいえ、人は死んでるんですけどね。)
わたしは音野くんのお兄さんと、高庭警視が好き~。
バスティーユの陥落 小説フランス革命3 [小説]
バスティーユの陥落 小説フランス革命 3 (小説フランス革命) (集英社文庫)
- 作者: 佐藤 賢一
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2011/11/18
- メディア: 文庫
バスティーユ。いるはずもないオスカルに思いを馳せる・・・。
落ちました、バスティーユ!
でもそこで革命がなったわけではありません。
バスティーユの陥落自体、当時は革命か暴動か、曖昧な事件だった・・・。
歴史の授業などでは、『革命』として描かれた一部だったのでこれには驚きでした。
バスティーユ後の停滞を打破したのは、パリの女たち。
なんと国王一家をヴェルサイユからパリへと連れ出してしまいます。
女たちの勝利!
そして、ここから分かれ道。
ミラボーとロべスポエールの目指すものが違ってくる。
ミラボーの「国家は家、王が父」という考えは、自分が父親に愛され、認められたかったからというところからきています。
既にミラボーの父は亡く、国家にそれを求めるミラボー。
一見一方通行のように見えますが・・・はたして次巻、どうなることか。
パリの蜂起 小説フランス革命2 [小説]
パリの蜂起 小説フランス革命 2 (小説フランス革命) (集英社文庫)
- 作者: 佐藤 賢一
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2011/10/20
- メディア: 文庫
『革命のライオン』では気弱な男・デムーラン、立ち上がる!
一発の銃声と「武器をとれ!」。
これがパリの市民の心を捉えました。
実際はどうだったんでしょう、小説のように「女にいいところ、見せたいんだろ?ん?」とミラボーに焚きつけられたのでしょうか。
でもなんにせよ立ち上がったのは事実。
“になっちゃった”・・・と書きたくなるのは、うじうじしている『革命のライオン』のデムーランのイメージが強いからかしら・・・。
的確なアドバイスをしていた退役軍人も、実はミラボーが手配した人物だったんではないかと思わずにいられない・・・。
ものすごく危なっかしい感じがして心配だなぁ。
体を壊しているミラボーも心配だけど。
革命のライオン 小説フランス革命1 [小説]
革命のライオン 小説フランス革命 1 (小説フランス革命) (集英社文庫)
- 作者: 佐藤 賢一
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2011/09/16
- メディア: 文庫
副題にもあるとおり、“小説”フランス革命です。
フランス革命といったら『ベルばら』!なわたしですが(笑)、学生のころ歴史は大好きだったので、ネッケル・ミラボー・ロベスピエールの名前はうっすら覚えておりました。
でもミラボーはなにをした人なのか忘れてた・・・(^^;)。
1巻の主役はそのミラボー。
面白い人物だったんですね。
豪快奔放!
貴族の出自なのに、第三身分(第一身分は聖職者、第二身分は貴族、第三身分は平民)から議員へ立候補し、当選してしまう。
体が大きく、声も大きかったとか。そりゃ、迫力があるだろうなぁ。
小説では政治家としてとても魅力的に描かれていました。
ロベスピエールも中盤から出てきました。
『ベルばら』のロベスピエールをイメージしてましたが、ちょっと違いましたねぇ。
時期的にはベルばら以前のお話。
ミラボーという大きな獅子の影に隠れてる、ちょっと卑屈な感じのロベスピエールでした。
でも最後には汚れることを恐れないという覚悟を決めたので、これから変わっていくのでしょう。
解説にあった、池上彰さんの“フランス革命がフランス国民に与えた影響について”の記述に目から鱗。
日本は1/2の革命・・・か。
対談集も読みたくなりました。
ジョーカー・ゲーム [小説]
表紙が渋い!
“D機関”というスパイ学校の話です。
スパイが主人公なので、彼らの名前は偽名、容姿の説明もほとんどなし。
あるのは、彼らは非常に優秀で、自負心が高く、スリルを楽しむ厄介な性質ということ。
人物の区別がつけにくいなら物語としてどうなるのかなぁ・・・と思いましたら、彼らは別の登場人物に化けて動いておりました。
スパイたちは結局読者にも正体を明かしません。
素性を明かしたのは、最後の話の「XX」。
明かしたスパイの行く末は・・・そうなるよなぁ、やっぱり・・・。
漫画も出ているんですね。
読んでみようっと。