機龍警察 [小説]
『このミステリーがすごい!(2013版)』で、『暗黒市場』が第3位。
それの影響かたくさん平積みされてたので、この本と続編を買いしました。
近未来の日本の話。
大量破壊兵器の衰退に代わって出現した機甲兵装。
警視庁は、龍機兵(ドラグーン)と呼ばれる新型機を導入し、特捜部を設立。
搭乗者となった3人の傭兵と特捜部の話です。
特捜部の人たちが警視庁内から嫌われまくっています。
しかし、その分、彼らの矜持が際立ちます。
(でも後輩も叔父さんももうちっと信じてあげようよ・・・。)
3人の傭兵の過去も、姿の過去をメインにしつつ少し出てきます。
一人一人の詳しい過去というと、今後の作品の中で描かれるんでしょうね、楽しみだ。
人間関係も面白かったですが、機龍兵の戦いも良い。
専門用語が多かったですが、まぁ、そこらへんは自分が今まで見てきたロボットアニメの知識を総動員して変換しました(笑)。
「DRAG-ON」な場面は燃えますね。
映像化したら、かなり燃える場面になるだろうな~。
事件は解決したけれど、謎は残ったままです。
次の話で解決は・・・しなさそうだなぁ。
大きな話となっていきそうです。
特捜部って何気に男前揃いのような気が。
沖津さんの趣味(笑)?
好きなのは由起谷さんです。
荒れてた過去ってのが気になるじゃな~いv
あとは、計り知れないということで沖津さんも。
魔神館事件 夏と少女とサツリク風景 [小説]
帯には「“館ミステリ”への挑戦状!」。
しかし、わたくし、「“館ミステリ”というと、島田さんの『斜め屋敷の犯罪』くらいしか読んだことないので、定義がイマイチわかっておりません・・・(^^;)。
主人公の白鷹黒彦は亡くなった父親の代わりに魔神館とよばれる洋館の落成パーティに招待されるのですが、そこで殺人事件に遭遇します。
魔神館は、魔術に傾倒した香具土という物故建築家が作った館。
この殺人事件ははたして殺人鬼によるものか、魔術によるものか・・・。
探偵役は、黒彦くん。
医者や芸術家、世界最高の知性とよばれた人の前で推理を披露するのは、相当きつかったろうなぁ。
でも、早く事件を解決したい黒彦くんの一心が伝わったから、結果、皆に温かく受け入れたもらえたんでしょうね。
解決の部分は、正直「・・・え?」でした。
それまで東作さんの香具土の耽溺ぷりが描かれていたから、そうと言われればそうという気もするんですけど・・・。
でも本当に最後の最後、でしたからね~。
そこに至るまでが面白かったので、なんか、唐突感をすごく感じてしまいました。
キャラクターでは、黒彦くんのお父さま、白鷹武雄画伯に興味があるなぁ。
この後のシリーズ中、触れられることあるかしら。
六花の勇者 [小説]
六花の勇者 (六花の勇者シリーズ) (集英社スーパーダッシュ文庫)
- 作者: 山形 石雄
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2011/08/25
- メディア: 文庫
六人の勇者が魔王を倒すために集まる。
しかし集まった勇者は7人だった・・・。
ラノベ+ミステリーという評判につられ、読んでみました。
密室ミステリーとなるのかな。
なんか新鮮でした。
魔王退治という題目があるので、これからミステリー要素は段々と薄くなっていくのかもしれませんが、魔法や科学が舞台であっても、『謎』というのは面白いなぁ(^v^)。
魔法や科学も万能のようでいて万能ではないし。
ちなみにわたしは最後まで7人目はわかりませんでした(笑)。
そして、次巻のわたしの予想は「続きを読む」に隠します。
追想五断章 [小説]
例えば、算数で『答えは5』なら、問題は『1+4』。
しかし、『2+3』かもしれないし、『5×1』や『10÷2』かもしれない。
『追想五断章』は答え合わせではなく問題合わせ、いえ問題探しの小説でした。
親戚の古本屋でバイトする菅生は、ある女性から「死んだ父親の書いた『リドルストーリー(結末のない物語)』を探して欲しい」と頼まれます。
主人公はこの菅生くん・・・のはずが、読み進めていくと彼は狂言回しでした。
最後は後を汚さず綺麗に舞台から降りる。
舞台に残るのは、小説と依頼者。父親の記憶、自身の過去。
苦く哀しくも、それもすべて思い出。
なんか、こういう作風が増えてきましたかね、米澤さん。
・・・後味すっきりスパッと解決!っていう米澤作品を探そうと思ったけど・・・思い浮かばなかった・・・(^w^;)。
王の逃亡 小説フランス革命7 [小説]
王の逃亡 小説フランス革命 7 (小説フランス革命) (集英社文庫)
- 作者: 佐藤 賢一
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2012/03/16
- メディア: 文庫
ルイ16世。
優しいのんびりとした王様のイメージがありました。
でも、考えてみたら『フランス国王』が“のほほん”でいられるわけないですもんね・・・。
頭に浮かぶのはベルばらのあのルイ16世なので、つい“のほほん”な姿を想像してしまうのですけれど。
この『小説フランス革命』のルイ16世は男らしさを見せます。
決断、実行力、父親らしさ。
きっとミラボーはこういうルイ16世を見たかったろうなぁ・・・。
あと、フェルゼンの印象も変わりました。
・・・こっちマイナスの方に・・・(^^;)。
まぁ、ルイ16世視点で物語が進むので、しょうがないのかなぁ。
解説を読んで勉強になったのが、「当時の王族は感情を表に出さないことが第一条件だった」ということ。
フランス革命当日、ルイ16世は日記に『なにもなかった』というようなことを記していたようですが、それも将来その日記が目に触れることを考えてのことだとしたら・・・。
それともほんとに『大したことではない』と思ってたのかな。
シスマの危機 小説フランス革命6 [小説]
シスマの危機 小説フランス革命 6 (小説フランス革命) (集英社文庫)
- 作者: 佐藤 賢一
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2012/02/17
- メディア: 文庫
シスマとは教会大分裂のことです。
ただ、6巻のメインとなるのは、やはりミラボーの死。
やり残したことはたくさんあったけど、どこか清々しくこの世を去ります。
残されたロベスピエール。そして国王一家。
それぞれの行きつく先を考えると、偉大な人がいなくなったんだなぁと思いました。
モダンタイムズ(下) [小説]
11年の小説生活 [小説]
11年の小説生活を振り返ってみました。
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ミノタウロス(佐藤亜紀)
儚い羊たちの祝宴(米澤穂信)
アバタールチューナーⅠ(五代ゆう)
チーム(堂場瞬一)
砂漠(伊坂幸太郎)
アバタールチューナーⅡ(五代ゆう)
アバタールチューナーⅢ(五代ゆう)
ジョーカーゲーム(柳広司)
革命のライオン 小説・フランス革命1(佐藤賢一)
パリの蜂起 小説・フランス革命2(佐藤賢一)
アバタールチューナーⅣ(五代ゆう)
踊るジョーカー(北山猛邦)
バスティーユの陥落 小説・フランス革命3(佐藤賢一)
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シリーズものが多いですね。
フランス革命、アバタールチューナーは今年も続けて読んでいます。
「続きを読む」から作品それぞれにぽつりぽつり。
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シリーズものが多いですね。
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「続きを読む」から作品それぞれにぽつりぽつり。