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インシテミル [小説]


インシテミル (文春文庫)

インシテミル (文春文庫)

  • 作者: 米澤 穂信
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2010/06/10
  • メディア: 文庫


インシテミルとは「淫してみる」(思いっきり浸ってみる)という意味らしいですよ。

感想は ↓ から。ネタバレしてます。


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10年の小説生活 [小説]

10年の小説生活を振り返ってみました。 (*は新書)

++++++++++++++++++++

さよなら妖精(米澤穂信)
チャイルド44 上・下(トム・ロブ・スミス)
フィッシュストーリー(伊坂幸太郎)
カペー王朝 フランス王朝史 1(佐藤賢一) *
一瞬の風になれ 3(佐藤多佳子)
陽気なギャングに日常と襲撃(伊坂幸太郎)
ボトルネック(米澤穂信)
新世界(柳 広司)
トーキョー・プリズン(柳 広司)
青春探偵団(山田風太郎)
容疑者Xの献身(東野圭吾)
Self-Reference ENGINE(円城 塔)
虐殺器官(伊藤計劃)
鏡の影(佐藤亜紀)
遠まわりする雛(米澤穂信)
COP CRAFT 1(賀東招二)
COP CRAFT 2(賀東招二)

++++++++++++++++++++

昨年はめったに読まない、海外作品やSF作品を読みました。
(早川書房の本を買ったのなんて、十何年ぶりくらいですよ!)
初めて読んだ作家さんも多かったです。
冒険した年だったかも(^v^)b


「続きを読む」から個人的な賞なのです。


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儚い羊たちの祝宴 [小説]


儚い羊たちの祝宴

儚い羊たちの祝宴

  • 作者: 米澤 穂信
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2008/11
  • メディア: 単行本


サブタイトルが「The Babel Club Chronicle」。
「タイトルに“バベル”って言葉はないのになんでこのサブタイトルなんだ・・・?」と思ってたら、〈バベルの会〉という大学サークルを題材にした連作ともとれる短編集でした。


 ↓ からネタバレありの感想を。

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ミノタウロス [小説]


ミノタウロス (講談社文庫)

ミノタウロス (講談社文庫)

  • 作者: 佐藤 亜紀
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2010/05/14
  • メディア: 文庫


ヘノベだ、ヘノベだ。


図書館で借りて読んで以来、単行本になるのを待ち続けておりました。
文庫版サイズになっても良い表紙だわ~。
折り返しの部分にも、『ミノタウロス』の舞台ミハイロフカの世界が広がっております。



成り上がり地主の二男であるヴァシリ・ペトローヴィチの物語です。
ヴァシリは中々に嫌な奴であります。
共感できる部分は少なくて、感情移入もさせてくれそうもない。
(出来るのはルイバに言ったセリフとかね。)
ただ、マリーナに関しては、歯痒い。
あれだけ気にいらないところをあげつらえるなんて、逆に恋心をひしひしと感じられます。
シチェルパートフが言っていたようにヴァシリはフォローを間違えたんだよなぁ。
ちゃんとフォローしてたら、それはそれでヴァシリは完全にマリーナの“モノ”ということになるんだろうけど、そのあと2人は例え別れていたとしても、後半のような再会劇にはならなかったと思う。
(マリーナのあの再登場シーンは、女の強さなんだか不幸せなんだかふてぶてしさなんだか、いろいろ考えちゃうのだ・・・。)
口籠るマリーナと赤面するヴァシリ、わたしはすごく好きだった・・・。



奪い奪われ、盗み盗まれ、犯し犯され、裏切り裏切られ、殺し殺される物語。
名誉の欠片もない彼らの死に様を、ぜひに。
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COP CRAFT 2 Dragnet Mirage Reloaded [小説]


コップクラフト2 (ガガガ文庫)

コップクラフト2 (ガガガ文庫)

  • 作者: 賀東 招二
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2010/06/18
  • メディア: 文庫


“相棒”が板についてきたケイとティラナ。
地球人とセマーニ人の意思の不疎通も楽しくなってきました。
ケイはモテるはず!と思ってたら、やっぱりモテるんだな・・・。
ティラナは結局ケイの家に居着いちゃったんですね。善きかな善きかな♪
エロ本で大騒ぎするティラナ、可愛いぞ。半泣きするイラストも可愛いのだ。
トニーの『マクロード』は、本人が嫌がれば嫌がるほど面白いです。
村田さんの描いたトニーのイラスト、見てみたいなぁ。あ、もちろんマクロードでもいいですけど。



ゼラーダ、やっぱり生きてた・・・!
『ニバの書』を探しているようですが・・・ま、きっとおいおいわかってきますよね。
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COP CRAFT  Dragnet Mirage Reloaded [小説]


コップクラフト (ガガガ文庫)

コップクラフト (ガガガ文庫)

  • 作者: 賀東 招二
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2009/11/18
  • メディア: 文庫


うん年ぶりにラノベを読みました。
賀東さんと村田さんコンビです。
お二人ともGONZOさんに関わりがある方なので、GONZOファンとしましてはポイント高し。

舞台は、異世界とつながるミラージュ・ゲートがあるカリアエナ島。
表紙のダンディさんは、ケイ・マトバ。
カリアエナ島サンテレサ市警の特別風紀班で勤務する日本人刑事です。
もう一人のお嬢さんは、ティラナ・エクセディリカ。
ミラージュ・ゲートの先にあるレト・セマーニという異世界からやってきた騎士です。
この二人が急造コンビとなり、誘拐されたレト・セマーニの妖精を探すことになります。

なんでティラナが妖精を探しているのかが謎で、その謎は最後の方になってやっと明かされます。
その場面を想像すると、微笑ましい。
小さな妖精がお姉ちゃんのようで、ティラナが妹のようだったんだろうな・・・。

ゼラーダはしぶとく生き延びてますよね、きっと!
で、またケイの神経を逆なでするような事件を起こすに違いない。
因縁の戦いは続くのだ。





読み終わったとき、「GONZO、アニメ化すればいいのに・・・」と思ったりもした・・・(笑)。
すべき!
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遠まわりする雛 [小説]


遠まわりする雛 (角川文庫)

遠まわりする雛 (角川文庫)

  • 作者: 米澤 穂信
  • 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 発売日: 2010/07/24
  • メディア: 文庫


〈古典部〉シリーズ第4弾の文庫版。
遠回りしてるけど進んでいました。
一体なにがって・・・?
二人の距離が・・・! うふ♪(* ̄ー ̄)v

わたしは黒髪長髪セーラー服のお嬢様好きなので、千反田えるちゃんはストライクでございます。
お相手になるだろう奉太郎くんは、その信条がゆえに、なかなか煮えきらなくてどうしたもんかと思っておりましたけど、表題作の『遠回りする雛』の奉太郎ときたら、いやあ、もう、しめしめでニヤニヤですよ~。
自覚、万歳[わーい(嬉しい顔)]
これからの奉太郎が楽しみでございます。
里志くんと摩耶花ちゃんは、いまだ平行線のまま。ここもじれったいですね。
でも里志くんの気持ち一つだし、もう少しって本人も言ってますしね。もうちょっとだ。


新作はこちら。まだ読んでない・・・。

ふたりの距離の概算

ふたりの距離の概算

  • 作者: 米澤 穂信
  • 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 発売日: 2010/06/26
  • メディア: 単行本


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鏡の影 [小説]


鏡の影 (講談社文庫)

鏡の影 (講談社文庫)

  • 作者: 佐藤 亜紀
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2009/09/15
  • メディア: 文庫


「『ミノタウロス』の文庫化が近いのかな♪」と違うことを考えつつ購入したのですが、この本を読み終えるころにはもう『ミノタウロス』が文庫化してしまっていたという・・・(^^;)
『ミノタウロス』や『戦争の法』は比較的すいすいと頁が進んでいったのですが、今回は中々頁が進まなかったんですよねぇ。
世界史は大好きだったんだけどな。


『鏡の影』は、中世ヨーロッパを舞台にした幻想小説です。
百姓の倅・ヨハネスは「全世界を変えるにはある一点を変えれば充分である」と考え、その一点を探す旅にでかけます。
その一点とは、「自分が変わればいい!」、ではない。
・・・そうであったら読むのも楽だったんでしょうけど・・・(^^;)。
わたしは単行本はブックカバーをつけて読むのですが、『鏡の影』を読み終りカバーをとりはずして表紙のイラストを目にしたとき、なんとも言えない気持ちになりました。

まるでヨハネスが自身の棺の前に立っているようではないか。
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虐殺器官 [小説]


虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)

虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)

  • 作者: 伊藤計劃
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2010/02/10
  • メディア: 文庫


この表紙~!!格好良すぎる~!!

映像向きな作品のような気もしますが、実際はR指定描写がたくさんあるので難しいかな。
(第四部のリーランドを見たら、グロテスクで笑ってしまって、そして泣くかもしれない・・・。)


 ↓ から感想です。気持ちネタばれ気味です。


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Self-Reference ENGINE [小説]


Self-Reference ENGINE (ハヤカワ文庫JA)

Self-Reference ENGINE (ハヤカワ文庫JA)

  • 作者: 円城 塔
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2010/02/10
  • メディア: 文庫


わたしにしては珍しく、SF作品です。

 ↓ から感想です。

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