バスティーユの陥落 小説フランス革命3 [小説]
バスティーユの陥落 小説フランス革命 3 (小説フランス革命) (集英社文庫)
- 作者: 佐藤 賢一
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2011/11/18
- メディア: 文庫
バスティーユ。いるはずもないオスカルに思いを馳せる・・・。
落ちました、バスティーユ!
でもそこで革命がなったわけではありません。
バスティーユの陥落自体、当時は革命か暴動か、曖昧な事件だった・・・。
歴史の授業などでは、『革命』として描かれた一部だったのでこれには驚きでした。
バスティーユ後の停滞を打破したのは、パリの女たち。
なんと国王一家をヴェルサイユからパリへと連れ出してしまいます。
女たちの勝利!
そして、ここから分かれ道。
ミラボーとロべスポエールの目指すものが違ってくる。
ミラボーの「国家は家、王が父」という考えは、自分が父親に愛され、認められたかったからというところからきています。
既にミラボーの父は亡く、国家にそれを求めるミラボー。
一見一方通行のように見えますが・・・はたして次巻、どうなることか。
コメント 0