モダンタイムズ(下) [小説]
帯コピー:仕組みを知る勇気はあるか?
「続きを読む」から、感想です。
まさか事件事態が嘘っぱちだったとは・・・。
永嶋丈に政治家としての才能があったことは幸いでした。
タレントが人に見られるとどんどん美しくなるように、永嶋丈も日々国民に期待され政治家としての才能が花開いた。
『偽物』が『本物』になったのです。
二世議員だけでなく、偽物上がりの本物が国会に一人くらいいたって良いと思うぞ。
佳代子さんは、怖いくらいに拓海を愛しすぎている女性だったのですね。
前の旦那さん2人も佳代子さんが何かしたわけではないみたい。
でもいまだに謎だらけの女性ではありますね。
美人で職業は不明、格闘技の心得があり、相当強い。
う~ん、つまり、どんな人・・・?
事件を通して、拓海も結局は佳代子さんが一番大事なことに気付きました。
佳代子さんに財布を握られているのではなく、勇気を預けている拓海。
『妻を世界一に幸せにできる』能力を開花させて欲しいものです。
ところで・・・・。
『腹話術』と「考えろ、考えろ」。
拓海は安藤兄の生まれ変わりだったりするのかしら・・・。
安藤といえば、潤也が亡くなっていたのは淋しいけど、詩織ちゃんが相変わらずほんわかしていたのは嬉しかったです。
のほほんとまだ長生きしてほしいよ~。
物語は終わりましたが、まだ続きがありそうな感じがします。
五反田さんと大石くんはこれからどう動くのか。
永嶋丈はどうなるのか。
緒方はどうなったのか。
拓海が見た傷ついた佳代子さんのビジョンは?
『魔王』『モダンタイムズ』、そして次はどんな作品になるのでしょうか。
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