切腹 [映画]
「十三人の刺客」の影響で、レンタルしてみた一本です。
見る前は、「十三人」が動で「切腹」は静という感じかしらと思っていたのですけれど、とんでもない!
あちらは13人、こちらは1人で暴れ狂ってる!
最初はサスペンス映画のようでした。
じわりじわり、隠れている何かが現れてくる・・・。しかもその何かは良いものではない・・・。
気持ちとしては、斎藤に近かったのかもしれません。
半四郎が中庭に座り求女のことを自嘲気味に笑った以降は、怒涛の緊張感。
半四郎と斎藤の問答は、まるで斬り合いのようでした。
「よくぞ血迷うた!」
「武士の誇りなどうわべを飾る程度のもの!」
こう叫んだ半四郎は惨めな浪人ではなく、まぎれもなく侍。
しかしながら、半四郎の死をあのように処理した斎藤を憎々しい思うのと同時に、お役目見事!とも思ってしまうというジレンマ。
求女の切腹シーンは非道だ・・・。
竹光ですよ・・・まさかと思いましたよ・・・。「ちょっと待てよ!!」って思いましたよ。
しかも、そのシーンに割いている時間が長かったですよ・・・。
この衝撃を超える切腹シーンというのは、当分出てこないだろうな・・・。
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