SSブログ

龍馬伝 SEASON2:RYOMA THE ADVENTURER 6 [NHKドラマ]

第27話から第28話は、武市半平太の最期の話。
これにて SEASON2:RYOMA THE ADVENTURER は幕を閉じます。


下から感想です。
あくまでも『龍馬伝』についての感想であり、史実の彼らについてではないことをご承知おきくださいませ。


武市 THE LAST DAY。
本人にとってそれは穏やかな日。
以蔵をこれ以上苦しませることもない。和助に迷惑をかけることもない。
大殿様に家臣と認められ、刀を下賜され、武士として死ねることができました。

半平太自身は、大殿様と牢で二人きり話ができたことですべて吹っ切れましたね。
容堂公が半平太を嫌いな理由というのは、「本当は帝のために働きたいけど幕府とのしがらみがあって表だって動けないというのに、『尊王攘夷!尊王攘夷!』と好き勝手に言いおってからに・・・!」ということでした。(東洋が武市を嫌いだった理由というのも、容堂公と同じ理由だったのかな・・・。「容堂公の苦悩を考えようともしないで好き勝手なことを!」、とね・・・。)
容堂公がそんなことを考えていたなんて、半平太は驚いたことでしょうね。で、それを自分に吐露した大殿様に大感激。
自らの口で、東洋暗殺を白状してしまいます。
・・・「以蔵に喋るな」言っておきながら、自分で・・・?。
以蔵が拷問にあれだけ耐えてきたことを考えると、武市先生・・・ちょっとひどいよ・・・。
でも、以蔵はそんなことどうでもいい。もしかすると、長い間拷問を受け、判断する能力がもうなくなってしまったのかもしれません。
容堂公が勤王党を認めてくれたこととかもうどうでもよくて、ただ武市が喜んでいることに喜んでいました。
以蔵の最期は斬首。死体は河原に晒されていました。
武市と違い、葬儀らしい葬儀もなく、通り過ぎる農民たちが手を合わせる。
佐藤以蔵は、武市のために生き、死んでいった人斬りでした・・・。

龍馬は弥太郎のおかげで、武市に直接会って話をすることができました。
龍馬、武市、弥太郎の3人が揃ったのは小龍先生のとき以来でしょうか。
あのときは武市が2人を叱っていたような気がするなぁ。龍馬には「なにがやりたいんだ」、弥太郎には「もっと侍らしくしろ」・・・というようなこと言っていたような。
しかし今回は、逆。
龍馬には「日本を異国から守れ」、弥太郎には「出世しろ」と、優しく励ます。
自分の口から志を託すことができた武市は、嬉しそうに見えました。
この牢に来る数日前、龍馬は後藤象二郎の前で「吉田東洋を殺したのは自分だ」と、下手な芝居をうっていました。
(象二郎に話した「武市さんの大殿様への忠義はうんざり」というちょっとした反感めいたものは、龍馬の隠れた本心だったのではないかな・・・。)
自分が犯人となったことで、武市と以蔵の疑惑は晴れ牢から出してもらえるだろう。坂本家に絶縁状を書いてもらったし、あとはさっさと逃げるのみ。
龍馬の目論見は、しかし武市の忠義心の前に崩れたのです。
武市の告白に呆然とするのもわかる。悔しい、悲しい、辛い気持ちもわかる。
でも、第2部の最後に、どうして話が徳川家の支配にまで及ぶのかがわからん・・・(^^;)。
正直、「いきなり大きく出たな~」って思いました。
上士・下士の制度は土佐藩の話だし、操練所についてはたしかに閉鎖したは幕府だけど、開設しバックアップしてきたのも幕府だったわけだし。
薩長のいがみ合いも、龍馬は藩同士の問題で徳川家とは結び付けてなかったよね・・・?
別れ、虚しさ、怖さ、理不尽さなどを知って、第3部にや~っと『坂本龍馬』になるそうですが、決してそれまでの龍馬をリセット!なんてことはないよう、お願いしたいものです・・・。

ところで、第3部の予告、非常に上手い予告でしたね♪
高杉の登場、新撰組との対立は楽しみでなりません。
個人的には新撰組と龍馬はとことん対立してくれているといいなぁ。
わかりあおうものなら、龍馬は近藤さんに「おまんは、わしの知っちょる人とよう似ちゅう(⇒武市さん)」とか言いだしそうだもの。



武市夫婦の感想はまた別の場にて・・・。


【外付け特典付き】NHK大河ドラマ 龍馬伝 完全版 Blu-ray BOX―1(season1) [Blu-ray]

【外付け特典付き】NHK大河ドラマ 龍馬伝 完全版 Blu-ray BOX―1(season1) [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: Amuse Soft Entertainment =dvd=
  • メディア: Blu-ray


nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。