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チェイス~国税査察官~ [NHKドラマ]

最終回「カリブの黒い薔薇」を見ました。

全6回、あっという間でした。
放送前のドラマ予告では、春馬と村雲のとるかとられるかゲームだと思っていたんですけど、母親の愛を乞う村雲の話でした。

「続きを読む」から登場人物について感想です。ネタバレしてます。


●春馬草輔
「俺は『泣いた赤鬼』が大好きだ!」
文字通り這いずりまわる主人公でした。
回を増すごとに春馬の揺るがない強さが好きになりました。
ほんと春馬って、鬱陶しくて頼もしい。
でも前半の雪恵さんや鈴子ちゃんのこと、本当にむかむかしましたよ、わたしは・・・(笑)。

●村雲修次
「人を狂わすのはそういう希望なんだ」
わたし、村雲を刺したのはガンダレだと思い込んでいました。
なので、村雲がトイレから出てきたときの気遣うような表情に違和感があったのですが、犯人は基一とわかり「ああ、だからあの表情か~!」、と。
最後の最後で兄の表情を見せたんだなぁ、と思いました。
(でもって基一が捕まる時、後ろで兄弟らしき子供が仲良くしている演出に拍手。)
個人的には左腕に母親が関係しているというガジェットはいらなかった気がします。
“可哀想な悪人”としてでなく、悪は悪のままで終わらせてあげたかった。

●歌織さん
「お金はあなたを救ってはくれなかった」
何度も名字が変わった歌織さん。
良き妻だったり、悪女だったり、母親だったり、立ち位置も何度も変わりました。
多分「守ってあげたい」という感覚が人一倍強い女性なんですよね。
村雲に対しても川島さんに対しても、多分基一に対してでさえも、そういう想いがあったからああいう描き方になったんだとは思いますが・・・ちょっと変わりすぎな気もする・・・。

●雪恵さん
「わたし一人で行ってくるわ」
木村さんの儚げな笑顔のおかげで、最初のころはほんとうに春馬が憎らしかった(笑)。
でも笑顔だけじゃなく、春馬が語ったカレーライスのエピソードでもちゃんと木村さんの姿で想像できるんですよねぇ。
木村多江さん効果が絶大でした。

●鈴子ちゃん
「お母さんの話がしたい」
初回の、怒りのあまり笑っちゃうという表情がとっても良かった。
第5回の、春馬と雪恵さんのことを話している『娘』な表情も良かった。
『チェイス』で水野絵里奈さんという役者と出会えたことは収穫でした。

●檜山基一
「あんただってそうだろう、村雲の被害者だろう!」
自分に異母兄弟がいるってこと、知っていたのかな・・・。
何もかもをすっちゃかめっちゃかにされてしまった人でした。
でもそうなったのは、村雲に丸投げしていた自分の責任でもあるのよね・・・。

●窪田
「敵ながら見事じゃないですか!」
一回一回ごとに成長していった窪田くん。
先輩譲りのしつこさで、どんどん出世していくかもしれませんね。

●新谷さん
「復讐か?復讐がしたいのか?」
お寿司屋さんの新谷さんの優しさが・・・(涙)。

●品田さん
「素直に落ち込める奴が羨ましいよ」
春馬みたいな部下は鬱陶しいけど頼もしいんだろうなぁ。
なんやかんやで可愛がってますもんね。
くたびれた感じの奥田瑛二さん、素敵でした。

●澤村文子
「わたしに息子はおりません」
一種の育児放棄だったのかな、と思います。
この人の過去にも辛いことがあったのでしょう。だから誰かに寄生して生きている。
多分、村雲は母親がそういう人間だとよくわかっていて、黒い薔薇を受け取らないのを承知していた上で、春馬に託したんだと思います。

●署長
「頭のええ子でした」
文子さんが餓死したと偽ったのは、いつまでたっても会いに来ない檜山と村雲に対して、最後のチャンスのつもりだったのかな・・・。
でもそのせいでいろんな人の人生が狂ったことを思うと、罪深い人だ。


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