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モリのアサガオ 第九話 [ドラマ]

モリのアサガオ・第九話を見ました。


第九話は渡瀬の真実のお話。
渡瀬がどうして出頭してきたのか、その理由がわかりました。
それは愛しい妹・小春(谷村美月さん)のため。
田尻だけでなく、何の罪もない娘を殺したことに、渡瀬は自責の念を抱いていた。
空白の1年間、自殺を図っては死に切れず、また自殺を図っては死に切れず・・・の繰り返し。
ある日、小春の姿を遠くから見つめていましたが、小春はそれに気付きます。
兄の胸を、泣きながら何度も叩く小春。
悔しさ・嬉しさ・悲しさ・苦しさ、色々な感情がこもっていました。
洞窟で渡瀬の手首の傷を見つけた小春は、「2人で死のう」と言います・・・。
だけど、小春が実際に血を流す姿を見た渡瀬は、「ダメだ・・・生きて、生きて、生きて、たくさん笑って、お前は生きてくれ!」と懇願するのでした。
それから洞窟暮らしを始めた渡瀬。
食料を届けにくる小春を、男がつけているのに気付きます。
洞窟に入った瞬間、男は小春に殴りかかりました。小春はショックで気絶し、男はナイフで小春を刺そうとする。
・・・渡瀬は間一髪で間に合いました。
男は田尻の弟でした。
渡瀬はどれだけ驚いたことでしょうか・・・。
ダメな兄貴だったけど、自分には大切な兄貴だった、と言う田尻の弟。もともと狙っていたのは渡瀬だったけど、逃亡中で居場所が分からず、代わりに妹の小春を狙った・・・と。
「俺を殺すか?」
田尻の弟は渡瀬に尋ねる。
「俺には息子がいる。俺を殺しても、息子が大きくなってお前とお前の妹を殺しにくる。永遠に繰り返されるんだ…この復讐劇が。」
渡瀬は反論もできませんでした。
弟が憎いのは渡瀬一人。小春にはなんの恨みもありません。
「俺が死刑になれば・・・小春には二度と手を出さないと誓うか・・・?」
小春を守るため、復讐劇を終わらせるため、渡瀬は死刑になるしかなかった・・・。

これが渡瀬の出頭理由です。
・・・わたし、渡瀬が小春に会いに行ったのは、このとき確実に死のうとしていて、死ぬ前に小春を一目見ておきたかったのかな、と思いました。
でも心中をやめたあとは、渡瀬は生きようとしていたのではないかな、と思います。
心の準備が出来次第、自首し、罪を償おうとしていたのではないかしら・・・。
でも田尻の弟が来たせいで、なにもかもが『死』へと向かい始めてしまった。
自分のせいで小春が殺されるなんて、そしてこの世に自分ひとりだけ残されるなんて、渡瀬にはもう耐えられないでしょう。
渡瀬に死刑になる以外選択肢はなかったのです・・・。

次週はとうとう最終回です。
『親友ができました。死刑囚です。』というコピーのようは、まだ親友とは言えない直樹と渡瀬。
あと1話の中に、エピソードが残されているのでしょうか・・・。




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