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ソ・ラ・ノ・ヲ・ト 第十話 [アニメノチカラ]

ソ・ラ・ノ・ヲ・ト第十話『旅立チ・初雪ノ頃』。
「続きを読む」からあらすじ&感想です。



今こそ別れめ、いざさらばの第十話。
カナタは自分がイリヤ皇女殿下のことをあまりにも知らないことに気づき、クレハに尋ねます。
あいにく軍事年鑑が本棚には見当たらず、その風貌を知ることはできませんでしたが、皇女が当時置かれていた状況は知ることができました。
『イリヤ皇女殿下』
有名な戦車のりで、アルカディア大公殿下の第一皇女。
2年くらい前に、川で溺れそうになった子どもを助けて死亡。
敵国である正統ローマとの関係修復のため、第三后妃として輿入れする話も出ていたという。
クレハは、大事な大事な姫様が“第三后妃”という扱いであることや実質的な人質であることを憤慨していましたが、おそらくその噂を耳にした皆がそういう想いだったのでしょう。
さて、行方不明だった軍事年鑑はリオの部屋にありました。
頁を広げてベッドに横たわり塞ぎこんでいたリオですが、ドアのノック音に体を起こします。
リオはカナタに付き合って、山の奥にあるマダム・ジャコットの家へと向かいました。
マダムは高齢にもかかわらず、ひとり山で冬を越そうとしていました。
それどころかいつか帰ってくる子どものために、新しい家を作っている途中だという。
あまりにも無謀な計画に、リオは腹を立てます。
しかし放っておくこともできず、一度町へ降りて、薪の用意やマダムがひと冬越せるように買出しをすることにしました。
買い出しの帰り、リオはカナタに散歩をしないかと声をかけ、育った町のことを尋ねます。
カナタの故郷は、牛やヤギがたくさんいて、人はあんまりいない村。
リオは、穏やかであろうカナタの家族・故郷を想像しながら、自分のことを話し出します。
首都と近くの、綺麗な森と湖のある小さな村。リオはそこで母親と二人で過ごしていました。
腹違いの姉が2人を気にかけて時々足を運んでくれていたそう。
しかしその姉は優しいが故に命を失くしてしまった・・・。
セーズに来た頃、リオはよく道に迷っていたそうです。
道に迷って辿り着いたのは、セーズを見渡せる眺めの良い場所。
リオは言います。「あとで気付いた。ここは単なる行き止まりだって」
しかし。
「いいじゃないですか、行き止まりだって!」
カナタは反論します。
迷っても、行き止まりでも、遠回りでも、初めて気づくこともあれば、初めて出会う人もいる。
リオとカナタはそうして出会ったのです。
カナタの言葉はいつもまっすぐに誰かの胸に届きますね。
山に戻ったリオとカナタ。
マダムと母親をどうしても重ねてしまうリオは、マダムに何かを言わずにはいられない。
しかしマダムは、「あたしゃ幸せだよ」と、悠然とリオに答えるのでした。
愛した記憶がある。いつか戻ってくる、迎えに来るという約束がある。それで十分だ・・・と。
翌日。
リオとカナタが寝ている間に、マダムの姿はベッドから消えていました。
2人は外へと飛び出します。
雪原には足跡が残っていました。しかし、1つ。マダムの足跡、1つだけ。
リオとカナタは延々と続く足跡を見、足を止めるのでした・・・。
砦に戻った2人は、喇叭を奏でます。
アメージンググレース。愛してやまない空の音です。
母親は幸せだったのだろうか、という問いがリオの頭にずっとあったのでしょう。
マダムとの出会いにより、リオは人の幸福とは他人が計るものではないと思うようになったのだと思います。
・・・同時に、自分に課せられた使命も。
おそらくリオのカナタへの喇叭の指導はこれが最後。
「どんなに遠く離れていても、音は響いて」
「・・・そして、伝わる」
季節は冬。
タケミカヅチの部品が少しずつ集まり、修理が終わるのも夢の話ではなくなったころ。
そして東部国境のローマ軍が移動を開始したころ。
リオは、時告げ砦を去って行きました。



今回は、イリア皇女とリオの関係、イリア皇女の死、ヘルベチアと敵国の関係など、大体の伏線が回収されたのではないでしょうか・・・。
キーパーソンのイリア皇女の謎は解明されましたけど、個人的にちょっと思ったことが。
・・・今のヘルベチアの状況って、もしかしてイリア皇女の父親への復讐みたいなもんなのかなぁ、なんて思ったりしました・・・。
これについてはまた後日にでも。


ソ・ラ・ノ・ヲ・ト オリジナル・サウンドトラック

ソ・ラ・ノ・ヲ・ト オリジナル・サウンドトラック

  • アーティスト: TVサントラ
  • 出版社/メーカー: Aniplex (DVD)
  • 発売日: 2010/03/24
  • メディア: CD


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