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その夜の侍 [映画]

映画コピー:魂を解き放て。
       


もともとは舞台作品だったそうです。
監督の赤堀雅秋さん、『鈴木先生』の先生の中にいたんですね~。


復讐劇というよりも、弔いの話でした。
暗い話です。明るくない。
でもクスッとわらってしまう場面もありました(『三日月』熱唱とか)。

堺さん、好青年なイメージなのに、ちゃんと気持ち悪い人になってたなぁ。
お腹もぽこっとでてたし、うなじにべとっとした髪の毛とか、汗染みとか。
最後の木島との殴り合いも、痛々しいというよりも、なんというか、気持ち悪かった。
泥まみれで2人でべちょべちょと、滑って転んで。
そして「君は何となく生きているね」。
ああいう感情の爆発というのもあるんだ・・・。

山田くん演じる木島。
本当は怖くてしょうがない、一人でいたくない。そんな内面を虚勢で覆っている。
もしかして小林の彼女に手を出すんじゃないかとひやひやしてたんですが、それは木島の中では禁則事項(友達の彼女には手を出さない)なんだなぁと思いました。
無茶苦茶な男なんだけど、それだけではない・・・というか。
嫌なやつなのに、なぜか人が周りに集まる、陰の磁力を持っている人でした。

新井くんは、中村の義兄役の青木さん。また青木!(←“青木”と聞くと、つい「青い春」が浮かぶ・・・。)
『普通』をがんばって普通にしている人。
途中の怒鳴るところも良いんだけど、わたしは最後の「やめときなさいよ」がとても好きです。
声色がすごく優しい。
すっと胸に沁み込んできました。



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