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十三人の刺客 [映画]

映画コピー:命を、燃やせ。

 ↓ からキャラクターごとの感想です。ネタバレです。


●島田新左衛門(役所広司)
武者震いならぬ武者笑い。
真摯さがあったからこそ、「命を使い捨てにいたす」にみんなが頷けたんだと思う。
「欲しい!」の渇望感、すごかったな~。

●島田新六郎(山田孝之)
とにかく巧い!!
時代劇の山田くんを見るのはわたしは初めてでしたが、殺陣では腰の重心を低くとっていて、見ていて安心感がありました。
刺客に加わるときの「この首、取ってくれぃ」や、お艶に言った「盆には帰る」の台詞まわしも粋。
『六番目の小夜子』から見ておりますが、山田くんはまだまだ化けそう(^v^)。
楽しみな役者さんであります。

●倉永左平太(松方弘樹)
左平太の最大の敵は、『老い』だった。
若いころの左平太だったら、焼け落ちる木材の隙間をくぐりぬけることもできただろう・・・。
敵が50人くらいだと松方さんが一人片づけてしまうので、300人にしたという裏話には笑いました。
でも実際やっつけちゃいそう・・・(笑)。

●三橋軍次郎(沢村一輝)
参謀。死に場所をきめたときの笑顔がね、素敵なんですよ。
エロ男爵として活躍中(笑)ですが、沢村さんは正統派の二枚目だわ。

●平山九十郎(伊原剛志)
十三人中、最強の侍はこの人。
あの長身。そして二刀流。
刀の墓場での九十郎は、まさに鬼神。
あまりの格好よさに動悸息切れめまいが・・・というのは言い過ぎとして(笑)、本当に格好良くて、スクリーンから目が離せませんでした。
だからこそ、最期の殺し合いは、見ているのが辛かった・・・。

●佐原平蔵(古田新太)
他の人が見返りを期待しない中、自分の享楽と亡き妻のために報酬を要求した平蔵さん。
嫌いじゃないな~、こういう人。
わたしの中では、槍使いといえば古田さんです。

●石塚利平(浪岡一喜)
結構早くに亡くなってしまうけど、他の人と比べると自分の想いを誰かに託すことができて幸せな最期だったのではないかと思う。

●日置八十吉(高岡蒼甫)
弓使いのイメージがあったのだけれど、最期は刀でした・・・。
あのシーンは、「そこに立っちゃだめ~!」と思いましたよ。

●大竹茂助(六角精児)
一番に斉韶に辿り着いたのだけど・・・血に酔ってしまったのかな・・・(; ;)。
でも、人として正直な反応だ。

●堀井弥八(近藤公園)
這いずりまわり、ほんとうに泥まみれでした・・・。痛々しい・・・。

●樋口源内(石垣祐磨)
火薬担当でした。
石垣くん自身も「あずみ」に続き、火薬担当ということになる。

●小倉庄次郎(窪田正孝)
腐的な見方をすると、九十郎と庄次郎はデキてますな(^w^)。
庄次郎の最期の目に焼き付いたのが、石で殺し合う師匠というのはとても無念だったろう。
師匠の背中を守ることが庄次郎の役目だったのに、それを果たせなかったんだものね・・・。
そてにしても、ケイタ(ケータイ捜査官7)がこんなに立派になって・・・(><)。

●木賀小弥太(伊勢谷友介)
島田さんに「十三人」と言われるまでのちょっと拗ねた顔、言われた後の満面の笑顔。
ありゃあきっと、山の民の間でも相当モテましたでしょう。
でも雑食すぎる。いくらなんでも徳兵衛さんはだめです(笑)。

●鬼頭平兵衛(市村正親)
忠義の人でした。
島田さんとの腹の探り合いが楽しそうにも見えましたよ。
平兵衛はとても優秀な人なのだから、島田さんに劣等感を持たなくとも良かったように思うけど、そう簡単にはいかないのが人の心ということなのか・・・。

●松平斉韶(稲垣吾郎)
わたしにとっては吾郎ちゃんのベストは斉韶。
淡々と、堂々と、人を殺すさまはあまりにも異質。
斉韶だけが白い衣装なのも、その異質さを際立たせていたと思う。
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