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モリのアサガオ 第一話 [ドラマ]

親友ができました。 死刑囚です。

モリのアサガオ・第一話を見ました。


第一話ということで、主人公である及川直樹(伊藤淳史くん)の人物紹介がメインでした。
及川は新米刑務官。目の当たりにする光景に戸惑う姿は、拘置所のことをまったく知らない(知らされていない)一般の人と同じ感覚です。
死刑囚たちは、労働義務もないし拘置所内である程度のわがままが許されているというのは、驚きでした。(でも“死刑執行まで”という期限付きである・・・。)
及川の渡瀬が捕まったときにもらした一言、「すごいな、僕にはできない」が、いいなと思いました。
及川が「すごい」と言ったのは、もちろん人を殺したことについてではなくて、10年間一人の人間を憎しみ続け、果ては手に掛けるという頑なな執念のこと。
及川にとって、渡瀬はヒーローで、“ダーク”ヒーローになったのだなと思いました。

死刑囚たちの中で、深堀(柄本明さん)は異彩を放ってますね。
石峰の死刑執行の真似は怖かったなぁ・・・。
時折及川の胸を突くような言葉を投げかけては、楽しんでいるようにも見えます。
一瞬、「この人はもしかして刑務官のスパイで、死刑囚たちの様子を探ってるのかも・・・」なんて思いましたけど、そんなことはなさそうだ・・・(^^;)。
香西(中村獅童さん)と被害者の母親との件は、愛だけが生きる糧ではなくて憎しみだって糧になりうるという、重く苦しい真理。
愛も失い、憎しみも消え、あの母親はなにを糧にして、これから生きていくのだろうか・・・。
「赦す」というのは・・・生易しいもんじゃない・・・。
そして渡瀬(ARATAさん)。
復讐のために感情を削ぎ取った渡瀬の顔つきがとても良かったです。
なぜ子供まで手に掛けたのか。どうして出頭してきたのか。
これから明らかになる様々な真実は、どういう真実なのだろう・・・。
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