閃光のナイトレイド 第５話

第５話「夏の陰画」。
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～ あらすじ ～
葵が撮影した写真を現像していた葛は、その中に写っていた一人の男の姿を見て驚く。
それは葛の旧友、西尾であった。
西尾の消息を追う葛は、自分を尾行していた女・愛玲に巻き込まれ、国民党に捕えられてしまう。
西尾を追っていたのは、国民党も同じだった・・・。



異国の地で旧友の姿を目にするという偶然。
葛は西尾に会ってどうしたかったのかなぁ・・・。
桜井機関にいることを思えば、「よぉ、久しぶり！」なんて会話ができるわけでもないでしょうに。
もしかしたら単に会いたかっただけで、話す内容のことなんて考えていなかったのかな。
葛にとっては苦い再会になったとしても、愛玲のことを言わずにはいられなかったのですね・・・。
西尾は、過去には一切興味がない人でした。
葛のように郷愁にとらわれることも、愛玲のように思い出を抱き続けることもしない。
理想は高い人なのかもしれません。
でも、未来だけが人を形作るのではない。
過去だけでもないように。
自分の過去も慈しむことができたら、西尾の結末も少しは変わっていたのかもしれません・・・。

いろいろなものが還ってくる、夏の因果。
まるで夏の亡霊のよう。

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