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その夜の侍 [映画]

映画コピー:魂を解き放て。
       


もともとは舞台作品だったそうです。
監督の赤堀雅秋さん、『鈴木先生』の先生の中にいたんですね~。


復讐劇というよりも、弔いの話でした。
暗い話です。明るくない。
でもクスッとわらってしまう場面もありました(『三日月』熱唱とか)。

堺さん、好青年なイメージなのに、ちゃんと気持ち悪い人になってたなぁ。
お腹もぽこっとでてたし、うなじにべとっとした髪の毛とか、汗染みとか。
最後の木島との殴り合いも、痛々しいというよりも、なんというか、気持ち悪かった。
泥まみれで2人でべちょべちょと、滑って転んで。
そして「君は何となく生きているね」。
ああいう感情の爆発というのもあるんだ・・・。

山田くん演じる木島。
本当は怖くてしょうがない、一人でいたくない。そんな内面を虚勢で覆っている。
もしかして小林の彼女に手を出すんじゃないかとひやひやしてたんですが、それは木島の中では禁則事項(友達の彼女には手を出さない)なんだなぁと思いました。
無茶苦茶な男なんだけど、それだけではない・・・というか。
嫌なやつなのに、なぜか人が周りに集まる、陰の磁力を持っている人でした。

新井くんは、中村の義兄役の青木さん。また青木!(←“青木”と聞くと、つい「青い春」が浮かぶ・・・。)
『普通』をがんばって普通にしている人。
途中の怒鳴るところも良いんだけど、わたしは最後の「やめときなさいよ」がとても好きです。
声色がすごく優しい。
すっと胸に沁み込んできました。



その夜の侍(初回限定生産版) [Blu-ray]

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  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • メディア: Blu-ray


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悪の教典 [映画]

映画コピー:まるで出席を取るみたいに、
       先生はみんなを殺し続けたんだ。



原作は未読です。
R15+!デストロイ!
血まみれです。まっ赤です。

伊藤英明さん、あんまり怖く見えないなぁ~と思ったのですが、よくよく考えたら、怖く見える人じゃだめですもんね、ハスミンは。
(わたしは『海猿』シリーズを見てないので、そんなにあの主人公の印象はなかったんですけど。)
好青年が大して表情も変えずに、他人の痛みに無頓着に、淡々と殺していく。
それがハスミンの怖さなんですもんね。

何故ハスミンが最終手段に出たのかを考えると、ちゃんと流れがあるんですよねぇ。
別に最初から大量殺人を計画してたわけじゃなくて、歯車がひとつひとつ狂い出して、ああいうことになった。
感情移入はもちろんできないけど、あの子が屋上に行かなければ・・・と思う。
ただ、綻びは出始めたから、いつかはハスミンの過去がバレて、粛清は始まってしまうのかもしれないな・・・とも思う。



とりあえずわたしなら2階で待機。銃声がしたら窓から飛び降りて猛ダッシュ!



♪ち~っちちちち~ちちち♪

悪の教典 上 (文春文庫)

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  • 作者: 貴志 祐介
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2012/08/03
  • メディア: 文庫



悪の教典 下 (文春文庫)

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  • 作者: 貴志 祐介
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2012/08/03
  • メディア: 文庫


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コッホ先生と僕らの革命 [映画]

映画コピー:イギリスから、自由の風が吹いてきた。

ドイツ版『いまを生きる』って聞いてたから、何かあったらどうしようと、途中までドキドキしてました。

 ↓ からネタバレありの感想です。


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アウトレイジ ビヨンド [映画]

映画コピー:全員悪人、完結
       一番悪い奴は誰だ?

でも『アウトレイジ レジェンド』が作られても驚かないぞ~。

 ↓ からネタバレありの感想です。


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ヴァンパイア [映画]

映画コピー:惹かれあう孤独な魂たち
       この世の果ての恋物語



岩井俊二監督作品。全編英語でした。
コピーにもあるように、とても静かでとても孤独な映画でした。

わたしはサイモンは本当にヴァンパイアなのかなと思って観ていました。
でも一緒に観ていた子は違うことを言っておりまして。
「サイモンは単なる(というのも変だけど)連続殺人犯で、“ヴァンパイア”は通称なんじゃない?」と。
そうだとしたら、ミナの輸血のシーンの意味が全然違ってみえてきまして。
わたしは「ミナもヴァンパイア化しちゃうのでは?」と思いつつ、「サイモンは、死を与える代わりに生に光を見出し、奪うより与える方を選んだんだ。彼女のおかげで変わったんだ。」と思ったのです。
でも、サイモンが人間であるのなら、輸血しても別に問題ないもんなぁ。
(生を与えたというところは紛れもないことですけど。)

(↑内容に触れているので隠しました。)
・・・あえてどちらにもとれる描き方をしたのかしらん?


印象に残ったのは最後のビデオ撮影の女の子。
「わたしにはわけがわからない世界だった。」
「わたしは・・・もういい。」
このようなニュアンスの台詞があったんですが、その子がほんとうに疲労しきった表情で。

『生きずらい世の中だけど、楽しいこと・幸せなことはこれからだってたくさんあるよ!』
正論ではある。
でも、決してそれが届かない人もいる・・・。


ヴァンパイア

ヴァンパイア

  • 作者: 岩井 俊二
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2012/08/24
  • メディア: 単行本


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Cut 12年11月号 [映画]


Cut (カット) 2012年 11月号 [雑誌]

Cut (カット) 2012年 11月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: ロッキング・オン
  • 発売日: 2012/10/19
  • メディア: 雑誌


先々週あたりは、アウトレイジ関連番組が多くて録画が大変でした。ふぅ。
でも本命だった新井くんのA-studioは録り忘れちまったぜ・・・。

で、この表紙!
大友テイストなビートたけしさんです。
表紙をめくると大友の後ろ姿が格好良い!
インタビューは監督としての話が多かったです。
大友についても語ってはいるけれど、登場人物の一人として語っている感じ。
他には小日向さんや中尾さんのインタビューが載っていました。
・・・塩見さんのインタビューってのはどこにもないんすかね。




そして、畳み込み表紙を開くと・・・魔法少女がいました・・・。
たけしとまどか。

キュゥべえ「僕と契約して魔法少女になってよ」
大友「誰がやるかよ、バカヤロー!」
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11.25自決の日 三島由紀夫と若者たち [映画]

映画コピー:いかに生きいかに死ぬべきか



三島由紀夫役の新(ん~、まだなんか変な感じ・・・)目当てに観に行きました。
でも、印象に残ったのは森田役の満島真之介くんの熱い目。
いや、目だけでないな・・・体全体が熱い!
若さゆえの無謀とか理想とか、いろんなものが発熱していたように思いました。

楯の会事件は、過去のニュース映像で見たことはありましたけども、今回の映画で初めて知ったことが多かったです。
演説シーンは・・・ちょっと残念・・・。
エキストラを集めて大群衆の前で演説だったら良かったのになぁ。
・・・う~、これは残念というか、悔しいのか。
大金を使って作っている映画もあれば、低予算の映画もある。
それはわかる、わかってるんですけど、なんか使うべきところにお金を回しても良いんじゃないかって。
(「使うべきところは出資者が決めることだろ」と言われればそれまでなんですけどね。)



あと、思ったのは、美学と滑稽さって近いところにあるんではないか・・・ということです。
お揃いの軍服に身を包み、武器は拳銃ではなく日本刀。
国のために大事をなす気概がある。
それなのに、彼らはあがいてでも、這いつくばってでも、汚い手を使ってでも、生き残ることを良しとはしない。
(『今』と『当時』、時代背景も感覚も違っているし、わたし自身も勉強不足の部分が多々あると思います。)
様式美と貫かれた美学。
美学に滑稽さが含まれるのか、滑稽さに美学が含まれるのか。
・・・感じるのは人それぞれ・・・なんでしょう。


若松孝二11・25自決の日三島由紀夫と若者たち

若松孝二11・25自決の日三島由紀夫と若者たち

  • 作者: 若松孝二
  • 出版社/メーカー: 游学社
  • 発売日: 2012/06
  • メディア: 単行本


これも見た方がいいか・・・。

実録・連合赤軍 あさま山荘への道程 [DVD]

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  • 出版社/メーカー: CCRE
  • メディア: DVD


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魔法の声 [映画]


インクハート/魔法の声 [Blu-ray]

インクハート/魔法の声 [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • メディア: Blu-ray


『魔法の声』、『魔法の文字』とも既読です。
たしか『魔法の文字』に「映画化決定!」の帯がついていて、ず~っっっと続報を待っておりました。
待っておりましたら、先日深夜、『魔法の声』が放映されました。

・・・とっくに公開されていたのですね。
でも日本では未公開だったのですね・・・。
なんでじゃ~そんな面白くなかったのか~!?と、心配しつつ見ましたけど、なんの、なんの!面白いじゃないですか!
話が進むのが早いような気もしましたが、ぎゅうぎゅうに詰め込んでる感じはなく、見終わってみると見所がちらばってて面白かった。


モーはブレンダン・フレイザー。
有名な方ですけど、わたしは出演映画を見るのは初めてでした。
高すぎず、低すぎずの良い声ですね~!
素敵な「魔法の声」でした。

メギーは想像していたよりも、大人っぽい子でした。
もっと子供子供していた子をイメージしてました。

モーの奥さんがすごく綺麗な人だったなぁ。
ちょっとニコール・キッドマンに似てた、あの人さんは誰だろう・・・。

ホコリ指は、「キャストは誰なんだろう・・・」と不安でした。重要人物なのに、ダメな人だからね・・・。
ポール・ベタニー!!
好きな役者さんだったのですごく嬉しかった!
しかもしかも、ホコリ指の奥様役で、ジェニファー・コネリーが特別出演してるじゃありませんか!
こんなに美味しいのに、なんで話題にならなかったの?!
わたしが気付かなかっただけで、全米が、前英が、全独が、話題沸騰だったの!?


他にもヘレン・ミレン(アカデミー賞受賞!)、アンディ・サーキス(LOTRのゴラム)も出てるというのに、う~ん、なんで日本では未公開だったのか・・・。





ちなみに、『どろぼうの神様』も映画化だったよな~と思って調べてみましたら・・・こちらも日本未公開で、とっくに出来あがっておりました・・・(泣)。

配給会社さま、ハリポタ以外の海外児童文学にも優しくしてください・・・。



原作本。

新装版 魔法の声

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  • 作者: コルネーリア フンケ
  • 出版社/メーカー: WAVE出版
  • 発売日: 2006/12/07
  • メディア: 単行本



魔法の文字

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  • 作者: コルネーリア フンケ
  • 出版社/メーカー: WAVE出版
  • 発売日: 2006/12/07
  • メディア: 単行本


たしか3部作って書かれていたような気がするんだけどなぁ・・・。
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ダーク・シャドウ [映画]

映画コピー:200年ぶりに甦ってしまいました。



M・ファイファーを筆頭に、女優陣が低音美声の方々でした。
内容の方は・・・ちょっと物足りなかったかなぁ・・・。
個人的に、ティム・バートンとジョニー・デップ、この二つが並ぶと否応なしに期待値が上昇しすぎるのかもしれないけど。
いっそのことコメディで貫いて欲しかったかも。
『M』の件なんかは面白かった。


わたしはバーナバスだってひどいと思うぜ・・・。




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11年の映画生活 [映画]

11年の映画生活を振り返ってみました。 (*はTV放映)

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扉をたたく人(リチャード・ジェンキンス)
ソウル・キッチン(アダム・ボウスドウコス)
毎日かあさん(小泉今日子)
まほろ駅前多田便利軒(瑛太)
442日系部隊 アメリカ史上最強の陸軍(タニエル・イノウエ)*

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少ないわぁ・・・。
震災の心理的影響がこういうところにも表れたようです。



「続きを読む」から作品それぞれにぽつりぽつり。


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