華竜の宮 (上) [小説]
起りうる未来図。
2年前の震災が頭によぎりました。
よくわかってない部分もあるとは思うんですが、「もしかして・・・もしかして・・・」とちょっと怖くなりました。
地球について色々な危機説が伝えられていますが、わたしはこの本に書いてあるようなことが起りうる確率が一番高いんじゃないかなと思います。
陸上民と海上民。
その名の通り、陸上に暮らす人々と海上に暮らす人々です。
面白いのが海上民の設定。
魚舟(うおふね)とよばれる生物とともに生まれてくるのです。バディです。
陸上民にもアシスタント知性体というバディが出てきます。
それぞれのバディトとの絆がいいです。
陸上民と海上民の政治的な思惑がうごめいてる中、地球滅亡へのカウントダウンが始まります。
緩やかに滅んでいってしまうのでしょうか・・・。
日本SF大賞受賞作とのこと!
上田早夕里さん、初めて読みます。
『リリエンタールの末裔』から読もうと思ってたんですが、本屋さん、置いてなかった・・・。
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