平清盛 第一部

下から感想です。
あくまでも『平清盛』についての感想であり、史実の彼らについてではないことをご承知おきくださいませ。


画面が暗いだ視聴率が悪いだ芳しくない情報が耳に入ってきますが、わたしは十二分に面白いと思いますよ、『平清盛』。
第一部は清盛と忠盛の関係がメインでしたが、そこにそっと沿うようにして描かれていた清盛と宗子の話もすごく良かったです。
忠盛が平家の棟梁として清盛を指名したとき、戸惑う清盛が見詰めたのは宗子。
このシーンがとても良かった・・・！
お互いに気を使ってきた清盛と宗子。家盛を挟んでの亀裂もあった。
この２人の視線の交差。
こくりと頷く宗子。
清盛は母親に力強く背中を押してもらえた。
いやぁ、名シーンだよ～！

登場人物では、わたしは時忠と忠正が好きです。
時忠の、楽して生きたい思考はわかるわぁ・・・（笑）。
自分で動くよりも、姉さんの運にのっかろうとしているところがなんとも笑ってしまうというか。
いまはまだ埋もれてますが、きっとこれからどんどん出てくる人ですよね。
忠正は、あの損な気質が好きです。
時子さんの子が生まれるとき、明子さん（先妻）の子供たちへの言葉を思うと、多少は憎まれ役を演じている節はありますよね。
清盛との関係がほんとの叔父・甥だったら、めちゃくちゃ仲が良かったのではないかなぁ。
ちょいと気になるのは忠正さんの宗子さんへの言動。
惚れてる・・・とまではいかないけど、憧れの女性であるのかな？
あ、あと「兄上はいつもいちいち大騒ぎするから苦手」と清盛に言いきった頼盛も好きだ。

源頼朝の父・義朝は、どう言う人かまったく知らなかったので新鮮です。
東国に武者修行をしに行くだけでなく、何人か子供をもうけてくるとはね・・・。
義朝は女性に対する態度がちょっと乱暴だよなぁ。
一途な由良御前がちょっと不憫です。
清盛は明子！明子！なだけにそれが際立ってしまう。
清盛と明子さん夫婦、とても好きでした。
明子さんがあんなに早く亡くなってしまうなんて残念です。
でも時子さんも好きです。可愛い！
いつも明るいところに、なんやかんやで清盛は救われてるんじゃないかと思います。

朝廷側は、崇徳上皇が好きです。ＡＲＡＴＡファンなので（＾ｗ＾）。
少しは報われて欲しいと思っておりますが・・・史実上、それは無理なんですよね・・・。
頼長は山本耕史さん。いろんな意味でコワイ・・・（＾＾；）。
家盛のこと、父親に直で告げるなんて、嫌な男だよ、この人～。

平　清盛　前編 (ＮＨＫ大河ドラマ・ストーリー)

• 作者:
• 出版社/メーカー: NHK出版
• 発売日: 2011/12/20
• メディア: ムック